レオタード ミラー

社交ダンス
【ジュブナイル】
レオタード子供用
私が作っています

レオタードミラー店長
佐藤 典子
(踊りは何でもスキ)
店主は、長年のダンス愛好家です。その経験と洋裁の技術を生かし、踊りやすく、≪着心地の楽なレオタード≫を製作、通販しています。どれも良い生地で丁寧に縫いました。たくさん欲しいお稽古着ですから、お求め安い価格でご提供します。様々なダンスのレッスンにどうぞお試し下さい。
■悲しい一人ランチ・・・
今日、親戚が急にこちらを訪れることになりました。
伯父と伯母、それから従姉妹の3名です。
私の両親は、その3名と外で会うことになりました。
時間はお昼くらいのよう・・・でもはっきりしていませんでした。
私は、前からカイロプラクティックの治療の予約をしていましたので、参加することは最初からあきらめておりました。
11時から1時間の予約だったものですから、ちょうどかぶってしまったのです。
カイロ~の治療が終わり、家に帰ってきたら、ちょうどお昼過ぎでした。
あ~~~お腹すいた・・・・お昼どうしよう・・・
家は誰もいなくて、そのころはちょうど外でみんなでランチをしていると思われました。
今日は一人ご飯です・・・
冷蔵庫を見て、何かないかな~と思いましたが、なかなかいい考えが思い浮かびません。
しばらく思案していました。
こうして考えている間に、カップラーメンでも作れば話は早いよな~と思いながらも、やはり何か作りたいので、諦めきれません。
今思えば、帰ってすぐに素直にカップラーメンを作って食べてしまえば良かったのですが・・・
冷蔵庫を見ていろいろと考えていると、生ラーメンの玉をひとつ見つけました。
そうだ!おいしいコッテリ醤油ラーメンを作ろう!
と思いました。
冷凍庫に以前作って凍らしておいたスープがあったから、それを利用すれば、きっとおいしくできるはずです。
さっそく作り始めました。
野菜は白菜を少々・・お肉も入れて~~
冷凍のスープが思ったよりもよい感じで、味をみると自分が想像していたよりも、ずいぶんおいしく出来たみたい!
さて!ラーメンをゆでて、盛り付けました。
湯気のモアモアと立ち上る、おいしそうなラーメンの出来上がりです。
治療で体もだるいし、ラーメンを思い切り食べて、ちょっとお昼寝タイムしよう~~~わくわく・・・
いただきま~す!と一人でゆうゆうと食べようとしたら、目前の窓の外に何か気配が・・・?
車が停まったかと思ったら、伯父、伯母、従姉妹、そして私の親がぞろぞろ・・・と降りてきたではありませんか!!
うそー!今、ラーメン食べるところなのに!!
きっとみんなでご飯を食べて、そのまま家によってお茶でも・・・という事になったのでしょう。
それならそうと、連絡してくれたらよいものを!
私はまだ一口も食べてないラーメンを前に、お箸を持ったまま右往左往しました。
今、みんなが入ってきたらどう言うでしょう・・
「あら、ちょうどお昼だったのね、私たちにはかまわずに食べなさい~~~」
と言われて、私はみんなが見つめる中、一人でラーメンを食べなくてはならないでしょう!
そんな事、耐えられません。
作ったラーメンを、まず隠そう!と思いました。
ラップをかけて、その器をもったまま、また右往左往しました。
そうだ!
私はお風呂にラーメン丼をもっていき、浴槽のふたの上にそれを置きました。
ここならば、見つかるはずもありません。
だけど、せっかくおいしく出来たのに・・・悔しい・・・せめて一口だけでも出来立てを食べたいものです。
また窓から外を見ると、みんなはすぐに玄関に来ないで、庭のお花などを見物しているではありませんか。
どうも、そこで立ち話などもしているようです。
これはチャンス!と思いました。
私はまたお風呂に戻り、先ほど蓋の上に置いたラーメンをまた持って、すばやく二階に上がりました。
もちろんお箸も持って!
二階のパソコンが置いてある部屋で、「よし、お客さんが上がってくるまでの間、ちょっとでも食べよう!」と思いました。
さてさて、やっと頂きます!
この騒ぎで少し麺がのびてしまったかな?と思いましたが、そうでもありませんでした。
なかなかの美味です!
しかし、いつみんなが「おじゃましま~~す」と入って来るかと思うと、あまりゆっくりと味わう事などできる筈もありません。
そしてやはり、半分も食べない内に、ガヤガヤ・・・と人が入ってくる気配がしました。
あーーーーー、エンドです~
ラーメンを置き去りにして、下へ降りていき、白々しくも「あら~~~~お元気そうで!」とかご挨拶を・・・
こうしてお茶を入れたり、お菓子を出したり、とあわただしく過ごしました。
お客さんが帰ってしまってから、二階に上がると、無残な姿のラーメンさまがおりました。
なんとも悔しいようなくだらないような、昼下がりの出来事・・・ここに綴らせていただきます・・・